Introduction 学校紹介

未来を切り拓く技術力を手に入れる!

いま、未来を見据える先輩たち「アーツカレッジヨコハマで手にした武器」

アーツカレッジヨコハマでしっかりと学び、卒業、そして社会へと巣立つ先輩たちはどんな技術を得たのでしょうか?
各学科を代表して、3人の先輩に語っていただきました。

参加してくれた先輩たち

パーソナルカルテ

  • デザイン学科
    大久保 美幸
  • 情報処理学科
    佐藤 香月
  • ゲームクリエイター学科
    渡邉 遥奈

※左から

高校時代、進学先に本校を選んだ理由を教えてください。

大久保 オープンキャンパスの際に、先生が授業の内容など気になる部分を親身になって説明してくれたり、とても話しやすかったんです。もちろん入学を無理に勧めるようなこともなかったし、非常に印象が良かったんですよね。

佐藤 高校の進路行事にアーツカレッジヨコハマに入学した先輩が来ていたんです。私はプログラマー志望だったんですが、それが縁で学校見学に行かせていただき、実際にプログラムの体験授業を受けたんです。その際、在校生がいろいろとフォローをしてくれたり、OBで実際にIT業界で働いていらっしゃる方が、仕事のことや業界のことなどを教えてくれたりしました。キャンパスライフやその後の就職のことなどが、具体的にイメージできたのが決め手でした。

渡邉 私は進学先を選ぶにあたり、ゲーム系の専門学校のオープンキャンパスをいくつも回ったんです。そこで感じたのは、本校がダントツに訪れる人が多く、活気があったということです。他の学校と比べて本校はとても先生と話しやすく、何でも質問しやすい雰囲気でした。それが学生にも伝わっているんだな、と感じ、学ぶならここがいい、と思ったんです。

大久保 美幸さん

実際に本校のカリキュラムで学んでみた感想は?

渡邉 遥奈さん

佐藤 先生方がもともとIT業界に身を置いていた方が多いので、授業でも“実際の仕事はこういう方法で進める”というような、実践的な話や教え方をしてくださるのが、とても勉強になりました。また、「企業連携講座」のような、実際に業界で活躍している方が講師として来てくださる授業があったので、「業界では今こんなのが主流なんだよ」とか「こういう仕事を担う人材が足りない」なんて具合に、就職につながる生の話を聞けるのが非常に興味深く、大変勉強になりました。また、プログラミングは大学で学んだり独学でも出来る、と言われますが、現場に詳しい先生が仕事で使うのに適したきれいな構文のヒントを教えてくれたり、「こう書けば引き継ぎの際にもわかりやすいよ」など、現実に即したノウハウまで教えてくれたのが、とても有用だと感じました。

大久保 私はもともと絵を描くのが好きだったんですが、すべて我流で落書きのようなものでした。本校に入って、デッサンやパースなどの基礎を1から学べたことは、本当に大きな収穫でした。先生方からは単に描き方の技術だけでなく、その奥にあるものの見方や考え方なども教えていただいたのが、とてもためになったと感じます。

渡邉 ゲームのプログラミングについて、基礎から応用まで幅広く学べたのはもちろん、それ以外のゲーム制作について教わることができたのがよかったです。例えばサウンドエフェクトや動画編集、デザインなどについてもひと通り学ぶことができたので、今後ゲーム制作をする上で、チームの他の人がどんな作業をしているのかとか、制作の流れがわかるので、とてもいい経験になったな、と思います。

本校にはプロのクリエイターから教わるプログラムがありますが、実際に学んでみていかがでしたか?

渡邉 現役のゲーム会社の人が、今現在リリースされているゲームを教材に、使われている手法やプログラムを解説してくださる授業は、難しいけど大変ためになりました。また、私たちが制作しているゲームを、現役クリエイターの方が実際に試遊して、評価をしてくれる機会があるんです。もちろんダメ出しをされることも多いんですが、貴重なアドバイスをいただけますし、「この部分はいいよ」なんてほめてもらえると、自信につながりますよね。

大久保 企業連携講座で来てくださるクリエイターの方は、仕事としてプロの目から見たらどうか? という視点で私たちの作品を見て、けっこう厳しい意見を言ってくれるんです。メンタル面も含めて、それで鍛えられたな、という感がありますね。

佐藤 先ほど言ったことに近いんですが、やはり業界の今、に即した指導を受けられるのがいいですね。例えばWEBデザインなどには流行があるんですが、教科書はどうしても製作に時間がかかるのでリアルタイムのことは載っていなかったりします。業界のプロの方に教わると「今の主流はこれ」という感じで、教科書にない事柄も教えていただけるのが良かったです。また、仕事で使う業界用語の解説なども勉強になりました。

佐藤 香月さん

「就職サポート制度」はどのように役立ちましたか?

大久保 1年生の比較的早い時期から就職活動の流れについて説明がありました。デザイン学科では就活に必要不可欠な作品集、いわゆるポートフォリオの上手な作り方をプロの方に教えていただいたり、面接の練習では先生方から「ゲーム会社の面接ではこういうことを聞かれるよ」など、具体的なアドバイスをいただけたので、とても心強く、役に立ちました。

佐藤 模擬面接や履歴書の書き方のほか、メイクやスーツの着方などのセミナーもあって、就職活動に対してとても実践的で効果的なことを教えていただきました。また、ひと口にIT系の仕事といってもシステム開発からWEB系、一般企業のサーバーメンテナンスなどさまざまなジャンルがありますが、先生方がマンツーマンの面談などで本人のやりたいことや方向性に応じてアドバイスをしてくれました。また、多くの企業に対して同時進行で就活を行うため、1人1人の進行表を作って管理を行ってくれたのも助かりました。そのため、就活で戸惑うことは全くありませんでしたね。そのほかにも、企業の方が校内で説明会を開いてくれて、その場で1次面接が行われることもあるなど、就職に関してはとても有利だなという印象です。

渡邉 学内企業説明会から内定に至った学生が多く、やはりその存在は大きいと感じました。また、企業から学校に直接オファーが来る例も多く、時には先生が「履歴書とゲーム作品のデータをくれたら企業に送っておくから」ということもあって、業界とのつながりの深さを感じました。一般的な大学生よりも、就職活動に関しての苦労は少ないと思います。

本校での学びを通じて身につけた“武器(技術)”は何でしょう?

大久保 イラストの基礎から応用まで幅広く学べたことはもちろんですが、最近ゲームでもよく使われている、2Dイラストを立体的に動かすことができる『Live2D』の使い方に関する技術を身につけられたことがとても大きいなと感じます。また、UIデザインについてもしっかりと学べたのはとてもよかったです。

佐藤 C言語をしっかりと学んだことで、そこから派生する他の言語への応用力が身についたな、というのが1つ。もう1つはコミュニケーション能力が鍛えられたことですね。チームに分かれてシステム開発する授業があるんですけど、仲良しグループじゃなく先生がメンバーを決めるので、初対面の人や特に仲がいいわけじゃない人とも組むことになるんです。どんな作品を目指すのか、まず話し合うことから始めるんですが、そこで食い違いが起きるといい作品は作れない。なので、技術も大事だけどそれ以上にコミュニケーション能力が大切になってくるんです。これは実際仕事でシステム開発をする際にもある状況なので、とてもいい経験ができたと思います。

渡邉 よくわかります。ゲームクリエイター学科にもチーム制作の授業があるんですけど、コミュニケーションが苦手な人がいますね。それが、何度もチーム制作を重ねることで鍛えられる面があると思います。個人的に身についたな、と思うのは、技術力に加えて思考力、でしょうか。「こういうものを作りたい」と掲げた目標に対して、それを実現するための手順やアルゴリズムの組み立て方を学べたことが、とても大きな財産であり武器だと思います。

やってみたい仕事など、将来の展望を教えてください。

大久保 自分の中にある世界観や物語を形にして、多くの人に夢を与えられるような絵を描きたいです。そのためには新しい技術や時代の流行も取り入れて、向上心を持って楽しみながら描き続けたいと思います。

佐藤 プログラムの世界でも主流のものは時代に応じてどんどん変わっていくんです。これからも常に学び続けるという努力を忘れず、仕事に打ち込みたいと思います。

渡邉 まずはゲームのスタッフロールに名前が載るように頑張ります。将来的には、「一番好きなゲームは何ですか?」という質問で答えてもらえる作品、誰かの心にずっと残るような作品を作りたいです。