イベント情報

高校生イラストコンテスト

第14回高校生イラストコンテスト2021
テーマ：再生
たくさんのご応募ありがとうございました！
グランプリ・部門賞・佳作の合計5作品が決定しました！

グランプリ

とこ子

「ユーカリ・ポポラス」

※高校名は伏せさせていただきます。

ペンネームとこ子

＜コンセプト＞

女の子と木が共生しあうことで自然が再生し、不思議な生き物も集まってきて、そのことに感謝した自然の妖精が魔法を使って女の子を蘇らせるというコンセプトです。また、絵の中にある丸い葉っぱは「再生」という花言葉を持つユーカリ・ポポラスです。

＜審査員講評1＞

再生感溢れている絵。この絵が壁画に描かれていたとしたら、この絵を見つけた未来人は「再生」と名付けるであろうと思うくらいにテーマを表現した作品。

＜審査員講評2＞

１つ１つのキャラクターがお互いを見て思い合っている。マスク生活に慣れてしまった現代だからこその目線の重要さが描かれている。また毒々しい表現になりがちなファンタジーを、色合いでうまく違ったように表現しシリアスではなくユーモアに溢れるものにしているところも素晴らしい。

部門賞

アナログイラスト部門

辻󠄀　和奏

「Re」

星野高等学校

辻󠄀　和奏

＜コンセプト＞

コロナウイルスによる感染の拡大が徐々に収まり、少しずつ本来の学校生活に戻ってきつつあります。以前の生活に戻るということ、そして仲間たちと部活動に励み、かけがえのない日常を再び新たに作っていくという意味を込めた「再生」です。

＜審査員講評＞

１人の女の子とその後ろに高校生の青春が描かれている構図がアニメ作品のポスターのようであり、とても目をひく１枚であった。

デジタルイラスト部門

わたすけ

「お前も聴いてみろって！」

※高校名は伏せさせていただきます。

ペンネームわたすけ

＜コンセプト＞

テーマの「再生」を「曲を流す」という意味で捉えてみました。学校帰りの学生がお気に入りの曲を友達に聴かせようとしている場面です。雪と白い息を描くことで寒さも気にせず盛り上がれる高校生らしさを意識しました。

＜審査員講評＞

パッと見て笑顔の男の子が目に入る素敵な作品。服の皺などがしっかりと表現されていて、実際のモノをよく観察して描かれている１枚だと感じた。

佳作

福岡　咲耶

「桟橋の記憶」

千葉県立　幕張総合高等学校

福岡　咲耶

＜コンセプト＞

古い本に挟まっていたとある写真。帰路に視線を向けた先、しろかもめと目が合った。この一葉が、かつての誰かの記憶を再生させたのだ。

＜審査員講評＞

全体の構図、水の表現、空の色が非常に綺麗。皺の入れ方や文字の入れ方もとても素敵だった。

川瀬　陽奈

「夜明け」

北海道芸術高等学校東京池袋キャンパス

川瀬　陽奈

＜コンセプト＞

「再生」というテーマを聞き、思い浮かんだのが一度死んでしまったら再生しない人間だったのですが、そこに時間の面での再生とも掛け合わせようと思いました。長い月日が経っているという意味で苔や草を描きました。またテーマの意図としてコロナ禍からの再生なのではということも考え、アンドロイドとして生き返った女の子という設定にし、作品名はこれから再生していく世界の比喩として夜明けにしました。

＜審査員講評＞

最初に見て「うまい！」の一言。どういう風にうまいかと言うと、技術的な面はもちろんだけれども物語性を感じさせる表現力がある。またこちらの意図を組んでくれているコンセプトであった。クライアントの希望をしっかりと考えられていて将来、仕事でも生きるように感じた。